開発経済学とその他応用分野を学ぶ院生

人間万事塞翁が馬を大切にしている応用経済学徒. 2020年4月から開発・計量・プログラミング関連の記事を書きます.

開発経済学の研究テーマの見つけ方:実証ミクロ計量関連記事(3)

まずは過去の記事の紹介。
開発・実証(ミクロ)経済学の論文でbalance testは見せるべきか:実証ミクロ計量関連記事(1)
Placebo Analyses・Falsification Testsについて:実証ミクロ計量関連記事(2)
 

(実践可能な)研究テーマの見つけ方

卒業論文修士論文の研究テーマを見つけるのに苦労する人が多いと思う。ある程度勉強をし、論文を読み、研究の進め方を知らないと、テーマを決めるのは難しいと思う。
研究を進めるのに必要な知識がないと、そもそも研究として何ができるか分からないから勉強はしないといけない。論文を読んだことがないと、どのようなことをすれば研究になるのか分からないし、どのようなことが既に調べられているのか分からないから、論文は少しは読んだ方がいい。研究の進め方は、、自分で研究を進めないと分からないのかな。
 
タイトルにある通り、開発経済学に絞って話を進める。と言っても、結論を述べると、以下にリンクを貼り付けていくからそこに飛んで貰いたい。研究経験が少ない人は特に参考になるのではないかと思う。
 
とりあえず次のリンクを押してみよう。記事はWORLD BANK BLOGSから(私は世界銀行とは何も関係がありません)。What’s the Latest Research in Development Economics? A Round-up from NEUDC 2019
記事をスクロールしていけばわかるように、人的資本・ヘルス・教育・ジェンダー・移民・紛争、政治、etc...と、分野別に2019年最新の開発経済学の研究が紹介されている。例えば、途上国の政治問題に関心があり、政治関連の研究をしたいが、どのような研究があるのか知らない場合は、ここで紹介されている論文を読んでみるといいだろう。
 
また、2019年以前の研究もまとめられている(検索結果一覧はこちら)。
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興味のある分野でどのような研究がされているのか、見てみるだけでも研究テーマ選びの際に参考になると思う。
 

まとめ

「正しい研究テーマの見つけ方・探し方」なんてものはないので、好きな方法でテーマを選べばいいと思うが、論文と教科書を読み、新聞を読み、先生にも話を聞いたがそれでもテーマが見つからない(決めれない)って人には、参考になるサイトであると思う。また、論文にアクセスしなくても、分野別に紹介されている論文のタイトルを眺めていくだけでも、最近の研究ではどのようなことがされているのか、イメージすることができると思う。
 

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