学部レベルのミクロ・マクロ経済学と統計・計量のテキストの紹介
色々と経済学の本を紹介している記事を書いてきていますが、
ここでは、教科書と一般書の両方を言葉をeconomize(節約)して紹介します。
計量と統計のテキストをまとめた記事がこちらです。
ぜひこちらも読んで下さい。
ミクロ経済学
これまで大学の授業や独学で学んだことがある方は、以下の本のレベルがいいと思います。
この中ですと、西村ミクロと林ミクロ(最後の2冊)が少し抜けて難しいと思います。大学院入試対策では数学的に厳密な武隈ミクロ(演習ミクロ経済学)とゲーム理論など広範囲をカバーしている奥野ミクロ(演習本もあり、東京大学出版会)が定番でしたが、その2つを合わせたようなテキストが神取ミクロ(ミクロ経済学の力)とその演習本のミクロ経済学の技(はじめの2冊)です。ミクロ経済学の力はかなり説明が丁寧で、大学院入試目的でなくても、少し発展レベルの経済学を学びたい人にとってもかなりいい本です。これからはこの神取本の2冊がミクロ経済学学習の定番となっていく(というかすでになっている?)と思います。迷う方は、とりあえずミクロ経済学の力をおすすめします。
これらよりもグッと難易度が下がり、初めて学ぶレベルの本は
岩波新書からの坂井先生のミクロ経済学入門の入門は個人的に「これぞ入門書」と思える本です。左の本は、活字が嫌いな方などにはいいと思いますが、そうでなければ坂井先生の本の購入をおすすめします。
マクロ経済学
大学院入試では、3冊目の二神マクロ(3冊目)の章末問題を完璧にとけるようになれば問題ありませんが、基礎的な部分を補うのに大竹マクロ(2冊目)、院試ではでなさそうな部分も多いが、辞書てきな役割として齋藤マクロ(4冊目)がいいと思います。分厚いのが理由で個人的に 好きではないが、マンキュー本も経済学徒からそうでない方にまで幅広く読まれている人気のある本です。
繰り返しますが、院試を突破したい、または大学院基礎レベルのマクロ経済学を抑えたい方は二神マクロはマストバイです。
これより難易度が低い入門者向けの本は
このあたりでしょうか。マクロ経済学は、ミクロ的基礎が必要となるので、入門レベルから学びたい方はミクロの入門書を読むのがいいと思います。ある程度ミクロ経済学のことを知れば、上の二神マクロなども読んでいけるかと思います。
p.s. 正式に大学院生になりました。研究とお勉強頑張りますぅ。