開発経済学とその他応用分野を学ぶ院生

人間万事塞翁が馬を大切にしている応用経済学徒. 2020年4月から開発・計量・プログラミング関連の記事を書きます.

修士号:M.S. と M.A.の違い

経済学以外でも共通するトピックです。

M: Masterなので、ここは修士号の話です。

 

同じ分野の修士号でも、MSとMAのように厳密に学位名が分けられています。そしてそれは、教育機関によって異なっています。

 

M.A. = Master of Arts

M.S. = Master of Science

になりますので、上が学芸修士(主に文系)、下が科学修士(主に理系)という分類になっています。「主に」なので、例外があります。LSE(London School of Economics)の経済学修士のプログラムはこのようになっています。

f:id:econgrad:20171104134705p:plain

LSEの他の応用経済学系プログラムもMSとなっていました。LSEの場合は、経済学は科学修士として採用されているのでしょう。

 

あとよくある書き方として、Master of xx ですね。

Master of Economics, Master of Law, Master of Engineeringなど。

MBAは日本人が1番知っているフレーズ(笑)だと思いますが、Master of Business Adoministrationの略です。

たまに院に進学すると言ったら、「へーMBA?」みたいなことをたまーに聞かれることがありますが、そういう人はMBAがそもそも何かわかっていないのか、経済学≈経営学などと思っているのでしょうか。

 

 

余談ですが、LSEの例をあげたのは私がすごくLSEに憧れているからです。

経済学系コースの場合は、LSEではコースが始まる前に、通称Math campというのがあるらしいですね。たの欧米でも同じものはよく聞きます。入学前に経済学で必要な数学をひたすらやるらしいです。知人にLSE卒がいますが、Math campは地獄ってほどではないと言っていましたが果たして...。

 

 

日本の大学は、「授与される学位:経済学修士」みたいな感じで書かれているのでどちらになるのかあまりわかりません。見たことがあるのは、Master of Economicsのように書かれているのはよく見ます。詳しくは大学に問い合わせるのがよいでしょう。

 

さて、今から翻訳のバイトを少しして、学部生活のラスボス卒論と格闘です。