(読書)アジア経済はどう変わったか-アジア開発銀行総裁日記
中尾武彦著『アジア経済はどう変わったか-アジア開発銀行総裁日記』を読んだ。
昨年、2020年6月に出版された本。中尾元ADB総裁が執筆した本。珍しい本だなと思い買ってみた。
ざっくり言うと、(1) アジア経済がどう変わったかをまとめて学べる、(2) 回顧録としてトップに立つ人の(外向けの)思考を覗ける、と言う点で読んでよかった。と言っても、最近の悪い癖で、かなり飛ばし読みしてしまった。かなりskimしていて、面白いと思ったところだけじっくりと読む感じ。大量消費には良いが、これをするとどんな本にも手を出してしまうので避けたいところではある。開発とかに興味があるひとは読んでみるといいと思う。
あと、どうでもいいけど、読者の皆さんはAmazonでお買い物する際にはぜひアフィリンクを踏んでから購入してください。関係ない商品でも、アフィリンクを踏んでから購入してくれると僕の財布が潤います。
内容(「BOOK」データベースより)
円高、円安に揺れた財務官時代から、AIIB出現への対応、革新的な資金拡充策などに取り組んだADB総裁時代へ―世界経済のなかのアジアを見据える。21世紀は本当に「アジアの世紀」となるか。
著者について
中尾武彦 1956年大阪府生まれ。78年、東京大学経済学部卒業、大蔵省入省。82年、カリフォルニア大学(バークレー校)経営学修士。泉大津税務署長、主税局、国際金融局、国際通貨基金(IMF)への出向、銀行局金融会社室長、財務省国際局国際機構課長、主計局主計官(外務・経済産業・経済協力担当)、国際局開発政策課長、在米国日本大使館公使、財務省国際局次長、国際局長を経て、2011年財務官に。2013年4月よりアジア開発銀行総裁(~2020年1月)。著書に国際局次長時代の『アメリカの経済政策』(中公新書、2008年)がある。その他英文での論文多数。