人生の一冊には出会えるのか
最近生活がガラッと変わった。100% life-changingな出来事である。振り返って見ると大きな決断をした。人生トップ3に入る大きな決断だった。大きな決断を比較的短期間でするにはある程度のセンスと根拠のない自信が必要であると思っている。
...湧き出てくる感情を言語化してどうにかしたい。この「どうにか」をどうしていいか分からない。そんな感情を管理するのに、ある程度時間が必要ではあるが、自分には読書が役に立つ。しかし、いつかは持ってみたい、自分の人生を支える一冊のような存在がない。これからの人生でその本を探すことにし、ここでは現在そこそこ効果のある「私の常備薬」のような本を数冊紹介してみる。紹介と言っても数行のコメントだが。
太宰治の津軽 (岩波文庫)は将来同じ旅をしてエモーショナルな世界へ引きずり込まれていく自分の姿を想像することができる。私が幼い頃過ごした東北の風景や思い出がどのように私の中に刻み込まれているのか、それを知れただけでも人生幸せが確定しそうな気がしている。岩波文庫を買うのがミソである。理由は簡単。本棚で輝いて見えるから。
故・青木昌彦の人生越境ゲーム―私の履歴書。過去の記事でも紹介している気がする。日本経済新聞社さんは本当に素晴らしいコラムを持っていると思う。初めて読んだ時に感じた「俺も人生を越境してやる。」という気分は一生忘れない。何度読んでも同じように感じれるところに惹かれている。
広中平祐氏の学問の発見。これも上と同じような感想である。順調な人生と「欲望と必要」という存在という記事でこの本について書いていた。
積読が5-8冊あるのでそれらを読み切りたいのだが、今は村上春樹の走ることについて語るときに僕の語ることが読んでみたい。年内に感想を書くと思う。
また、冒頭で書いた決断、センス、根拠のない自信については後日ここつぶやきポエム欄にまとめたいと思う。...そして、言語化してどうにかしたいというのは、このように自分の中から出すことであるのだと再確認した。