開発経済学とその他応用分野を学ぶ院生

人間万事塞翁が馬を大切にしている応用経済学徒. 2020年4月から開発・計量・プログラミング関連の記事を書きます.

社会科学のためのデータ分析入門 章末問題解答(1章-1) Rコード

はじめに (Textbook Solution: Quantitative Social Science: An Introduction )

私は学部のエコノメの授業でRを触った程度で、修士に入ってから本格的に(自分で)Rについて学ぼうと思い、日本語のテキストとして近年定評のある社会科学のためのデータ分析入門を使いました。Rを使った入門レベルの計量経済学のテキストも洋書では既にたくさんの良書がありますが(Applied Econometrics with RやStock&WatsonのR版)、日本語で分かりやすくサクサク進められるテキストは数少ないと思います。社会科学のためのデータ分析入門は"計量経済学"のテキストではありませんが、手法として重複している箇所は非常に多く、Rでの統計分析のノウハウを学ぶ初めのテキストとして最適だと思います。

 
欠点なのかは分かりませんが、こちらのテキストには章末問題の解答がついていません。そして日本語でも英語でもwebで公開されていません(2018年冬ごろの時点では)。2018年冬に私が上巻の章末問題を解いたのですが、一度公開してみようと思ったので複数の記事に分けて投稿していこうと思います。誰かの役に立てればとも思っているのですが、私のコードにミスがあった場合に指摘していただけると嬉しいです。
 
また同じ変数に関するプロットをする場合でも複数の方法を使ったりもしています。
 

1章-1 (Chapter1 - Section 1)

 
スクリプトをベタ張りしています。

## Chapter 1 Introduction
## Exercise Solution

## -----------------------------------------------------
## Taka(the author of this script) uses Japanese-Version QSS.
## -----------------------------------------------------
## Section 1
## Q1

## Read the turnout data file. 
turn <- read.csv("turnout.csv")

dim(turn)
head(turn)
summary(turn)
turn$year # 1980 
length(turn) # length of a vector


## Q2 

## Add overseas electorate to VAP.
turn$electorate <- turn$VAP + turn$overseas

## Calculate voter turnout of VAP. 
vap <- (turn$total / turn$electorate) * 100

## Calculate voter turnout of VEP. 
vep <- (turn$total / turn$VEP) * 100

vap; vep
mean(vap); mean(vep) # The diff. b/w the two seems to be trivial. 


## Q3

d1 <- turn$ANES - vap
d2 <- turn$ANES - vep

mean(d1); mean(d2) 
range(d1); range(d2) # range of the difference


## Q4

turn$year
## 1980, '84, '88, '92, '96, '00, '04, '08: presidential election
## 1982, '86, '90, '94, '98, '02,         : midterm election

pe <- turn[seq(1, 14, 2), ] # create presidential election
pe[8, ] <- turn[14, ]       # add year 2008
me <- turn[seq(2, 12, 2), ] # create midterm election

vepP <- (pe$total / pe$VEP) * 100 # voter turnout of VEP predident
vepM <- (me$total / me$VEP) * 100 # voter turnout of VEP midterm

pe$ANES # voter turnout of ANES president
me$ANES # voter turnout of ANES midterm

## Big difference b/w presidential & midterm elec, in ANES

## Create difference. 
diff1 <- mean(pe$ANES) - mean(vepP) # VEP vs. ANES in presidential election
diff2 <- mean(me$ANES) - mean(vepM) # VEP vs. ANES in midterm election

diff1 - diff2

## Estimation of (ANES - VEP) is 2.46% higher in presidential election. 
## Voter turnout is higher in presidential election. 


## Q5

old <- turn[c(1:7), ]  # Extract first hald of data (up to 1992).
## old <- turn[seq(1, 7), ] # Do same thing as shown above. 
new <- turn[c(8:14), ] # Extract second hald of data (from '94 to the end). 

VEPo <- (old$total / old$VEP) * 100
VEPn <- (new$total / new$VEP) * 100
ANESo <- old$ANES
ANESn <- new$ANES

mean(ANESo) - mean(VEPo)
mean(ANESn) - mean(VEPn)

## In terms of the mean of two periods, the ANES bias increased. 


## Q6

## Subtract felons & noncitisen from VAP.
VAP1 <- turn$VAP - turn$felons - turn$noncit

## Extract the year 2008
turn08 <- turn[turn$year==2008, ] 
## turn08 <- turn[14, ] ## same as above 

## Subtract osvoters from total in 2008.
turn$total[14] <- turn08$total - turn08$osvoters

## adjusted voter turnout VAP
adjVAP <- turn$total / VAP1

mean(adjVAP)
mean(vap)
mean(vep)
mean(turn$ANES)

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俺のお料理2k18(パスタばっかり)

どうもこんにちは。
そろそろ毎日更新が途絶えそうな俺です。
 
 
今年は例年より更に料理にハマってしまい、色々作りました。
 
と言ってもほとんどが弁当にする野菜炒め、焼きそば、炒飯などで特に凝った料理はしませんでしたが。
 
一般的な一人暮らしの部屋のキッチンって本当に狭いですよね。本当は色々やりたいけど、狭ければ狭いほど、凝った料理を作る気が失せます。
 
 
今年は例年にも増して、大学院生となり時間と金の余裕が一層なくなりました。
そんな中、1食約150円のペペロンチーノをひたすら作ってました。
パスタ、塩、ニンニク、オリーブオイルだけで作れますからね。
オリーブオイルも安いのを使ってます。
 
 
たまにカルボナーラや冷製パスタも作ってました。
ペペロンチーノは写り映えしないので毎回写真をとりませんが、美味しそうに見える系のパスタはいつも撮ってるので、その一部を紹介します(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
 
使っているフライパン・弁当作りに関する記事はこちら

www.econ-stat-grad.com

 
使っている食材などは

  • ニンニク

  • 黒胡椒

  • オリーブオイル

  • 冷凍ほうれん草

  • しめじ

  • 玉ねぎ

  • ベーコン

  • トマト

  • 生ハム

  • えび

  • パルメザンチーズ

  • 卵(全卵1、卵黄1)  
    適当ですがこんな感じです。たまに牛乳も使います。
     
    今度作り方やトマト系のパスタの写真もアップしたいと思います。
    下に写真があるので見ていってください(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
    f:id:econgrad:20181222122100j:plainf:id:econgrad:20181222122121j:plainf:id:econgrad:20181222122149j:plainf:id:econgrad:20181222122205j:plainf:id:econgrad:20181222122221j:plainf:id:econgrad:20181222122239j:plainf:id:econgrad:20181222122254j:plainf:id:econgrad:20181222122308j:plainf:id:econgrad:20181222122320j:plainf:id:econgrad:20181222122330j:plain

iPad でPDF・論文を読むならこのアプリ + 紙みたいな画面シールで

どうもこんにちは。
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社会人でPDFを頻繁に読む方、学生で講義資料・レジュメ・論文をいつも印刷して読んでいる人。
オススメのiPadでPDFを読むアプリを紹介しますね。
 
 

GoodNotes 4

GoodNotes 4

GoodNotes 4

  • Time Base Technology Limited
  • 仕事効率化
  • ¥960

このアプリは特に書き込みが多いときにオススメです。Apple Pencilやその他iPad対応のペンを持っている方はmust buyなアプリです。
名ばかりですが大学院生の私は講義のレジュメはこのアプリを使って書き込んでいます。
PDFファイルの読み込みもMacを使っている方であれば、AirDropもしくはiCloudから読み込めるのでかなり便利です。
 

LiquidText

LiquidText

LiquidText

  • LiquidText, Inc.
  • 仕事効率化
  • 無料

これはGoodNotesに比べると書き心地は劣りますが、長めの(ページ数が多い)ファイルを読むのには最適だと思います。
画面スクロールがすごく楽で、ペンなしでも指で文字を選択してハイライトなども楽チンです。
論文を読む人が多い、簡単な書き込みでいい場合の個人的オススメです。
 
 

iPadに貼りたい紙のような手触りの画面シール

私が使っている画面シールはこれです。

紙のよなザラザラした手触り、反射ともに最高です。指紋が画面につくのが嫌な人にもオススメです。
同じエレコムのシリーズは信頼できると思っております。画面サイズによっても異なりますがこれなんかも。

iPadに限らず画面シールやケースをケチる人がいますが、安物に+1,000円くらい払うだけで使い心地も寿命もかなり違ってきます。iPhoneのケースも純正のシリコンのを使ってますが、一度も買い換える必要はありませんし、滑らないし使い心地がいいので5,000円でも安いと思っています。iPadの画面シールなどは、PDFや新聞を読む人は紙ライクなやつを使うべきだと思うので是非検討してください。

エコノメをかじり出した文系学生が計量・統計のテキストを読み進めていく順番

【2020年1月1日追記】昨年12月14日にこの記事がTwitterでプチバズりしていて、そのお陰でその日は1600PVを記録していました。少し古い記事でもあるため、記事をアップデートさせていただきます。
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このブログは学部生の人によく読んで貰っているみたいなので、今回は学部生の人のためになりそうな記事を書きます。
 
タイトルの通り、計量経済学の勉強を始めた文系学生がどの順番でテキストに取り掛かるべきか、私の独断と偏見でオススメを紹介します。また、近年は経済学部に限らず計量経済学の手法を使う分野も増えていると思いますので、大学院生の方にも参考になるかと思います。また、筆者はミクロデータを使う開発経済学を専門分野としていますので、マクロ・時系列の方にはあまり参考にならないかもしれません。初めに個人的な結論を述べますが、Mostly Harmless実証分析入門の2冊を抑えることができれば十分だと思います。この2冊の説明はこの記事の後半で出てきます。
ミクロ・マクロ経済学のテキストをまとめている記事はこちらです。  

 

初級よりも初級・何も分からないレベル

大学生だが数1や数Aすら危ういという方に向けて。学部レベル(と一口に言っても人によるが)の計量経済学を理解するには、2年ほどあれば数学大っ嫌いな人でも間に合うと思います。
 
まずは一般書から読み始めるのがいいでしょう。

中室・津川先生の「原因と結果」の経済学週刊ダイヤモンド2017「ベスト経済書」第1位 となった2017年のベストセラーで、 伊藤先生のデータ分析の力サントリー学芸賞[政治・経済部門]、日経・図書文化賞受賞週刊ダイヤモンド「2017年ベスト経済書」2位 となった本です。
詳細・書評はAmazonの商品説明やレビューに任せますが、どちらも数式を読まずにどのような分析が経済学・社会科学の研究で行われているのかとても分かりやすく説明されています。まずはどちらか1冊読むところから始めるといいかもしれません。
 

明治大学の飯田先生の経済学講義 は計量も含め、ミクロ・マクロを初学者が学ぶにあたって必要な基礎知識をざっくりと説明しています。経済学全般を勉強したい人はこの親書が1冊目でもいいかもしれません。
 

統計学のイメージが掴めなかった私はこの辺も図書館で借りて読んでましたが、直感的に説明されていて数時間で読み切ることができるので、漫画から入るのが嫌でない人はサッと読んでみるのもありかと思います。
 

初級レベル

高校数学の基礎が問題ない人、時間が無いはここから始めていいと思います。

田中先生の計量経済学の第一歩(左) はまさに計量経済学の入門に最適な教科書だと思います。大抵のエコノメのテキストではそうですが、序盤で超最低限必要な統計の復習があります。当然これが十分でないと思いますが、この教科書でも計量経済学(特に回帰分析)の理解に必要な最低限の統計学の復讐がざっとされています。なので、計量経済学を勉強するために、統計学の教科書から勉強し直す必要はないかと思います。有斐閣のこのシリーズは良書が多いですよね。私も学部のときに読みました。
実証分析のための計量経済学 も同じく初級レベルと言った感じでしょうか。数式による説明が少なく、実証分析、特に結果の解釈をするための(直感的な)説明にフォーカスされています。この記事を書くにあたって読み返したところ、抽象的で厳密性に欠けるなぁと思いましたが(少し勉強して偉そうになっている)、学部のときにある辞書的に活用していましたが当時はとても助けられました(大学院入学後も確認としてサクッと何度か目を通りしている)。特に離散選択モデル、プロビットやロジットなどのパートにお世話になった記憶が。
 
統計学の入門テキストとしては、先に紹介した漫画本に加えて以下がいいと思います。

基本統計学(東洋経済新報社) は文系の統計学初心者が使う本として1番だと個人的に思っています。自分が初心者だと自覚がある人はこれから始めることをお勧めします。 かなりのロングセラーである基本統計学(有斐閣) も同じ難易度であるためお勧めです(好みの問題)。ちなみに私は 基本統計学(東洋経済新報社) を愛用していました。
 
「最強」とつくタイトルの本は怪しい匂いがしますが、このシリーズは超がつく統計の良書なので是非読むことをお勧めします。

これは統計学が最強の学問である[数学編]であり、統計的理解・頭脳を鍛えるのに最適な読み物だと思います。これを1周とは言わずに何周も読むのも(時間があるなら)いいトレーニングになると思います。
一応数学編以外もあって、読み物として面白いので載せておきます。ビジネス本もあるので、就職・就活するのに「ビジネスの統計ってどんなのか知ってますよ」という上部の知識を付けてESを書いたり面接に挑むのもいいかもしれません?

 
 
統計・確率などの読み物として面白かったのはこの辺です。左から読み易かった順に並べてます(ページ数と内容的に)。

 

中級〜上級レベル

THE中級がどのくらいか分からないので範囲を広くしました。

大学院の初級レベルとしても定番な2冊です。
どちらも同じくらいのページ数と難易度ですが、Stock & Watsonの方がWooldridge本より内容が良い&分かりやすい気がします。和書に比べ説明がダラダラしている感じがあるが、数学苦手が多い文系にはこのくらいがちょうどいいと思います。
右はStock & Watson和訳本です。英語が読めない方はこれを、と言いたいが高すぎます...。英語を読めるようになりましょう。ここまでやる人の多くは院進すると思いますし。
 
統計学のテキストでは、基本統計学に比べ少し難易度が上がるのが以下のシリーズです。

個人的に経済系の人がやるべき本を左から並べました。この中では赤本だけやってれば十分だと思いますが(自分がそれ)。
 
数理統計・確率を勉強するときに使ったのが次の2冊です。経済学では触らない部分も多いですが、数理統計などは学部のうちにしっかりやっておけばよかったと後悔しています。

 
和書でガッと勉強するのが多くの純日本人には手っ取り早いでしょう。

左上から順にコメント。
末石先生の計量は漸近理論とか収束とか、その辺の説明が日本語のテキストの中でもかなり充実しているものだと思います。この本と難波先生の計量の2冊とも読めればいいと思いますが、まずはどちらか1つを終わらすのもいいかもです。難波先生の計量本の後ろ半分くらいは数理統計のパートとなっており、行列・線形代数を使った統計学計量経済学を勉強する上で必要となる基礎をまとめて勉強できるのでかなりオススメです。
浅野・中村は学部4回のときに結構勉強したのだが、個人的には好みではありませんでした。武隈ミクロのような感じを受けたためです(無味乾燥...)。あと、それなりに広い範囲をカバーしているのですが、ページ数が十分でないため、どれも中途半端な気がしました。
山本計量は院試対策の定番テキストとなっている(なっていた?)みたいです。私はハードカバーが苦手です。それだけの理由で読んでいませんが、かなり定番の本です。学部授業の指定教科書となっていることも多いかもしれません。
【2020年1月1日追記】昨年発売され少し感動したのが最後の2冊です。計量経済学のための数学は、タイトルの通りです。線形代数や解析って、理系学部生向けのテキストの全てをやる必要はないと思うんですよね(特に応用計量を専門とする人は)。大学院生や学部後半になると、だらだら何でも勉強できる時間の余裕も減ってきますよね。「経済数学」はあっても「計量数学」の和書はなかったため(あったらすいません)、この本がその貴重や役割を果たしてくれます。計量経済学 (New Liberal Arts Selection)は同じく昨年発売され、おそらく和書の中で一番ボリュームがあり、かつカバーしている範囲の広さと深さが評価されているように思います。個人的には、「第II部 ミクロ編」はかなり読み応えがあります。また、付録の数学補習も充実しています。どちらも学部生の時に読みたい本でした号泣。  
この辺のレベルの読み物としてはAngrist&Pischkeの「ほとんど無害」な計量経済学Mostly Harmless Econometricsがあります。特にミクロ計量やる人はmust readです。

和訳がイマイチだという評価がありますが、日本語の方が早く読めるので私は和訳本を持ってます。しかし和訳版はお高いのが少々ネック。英語に自身がある、ついでに英語の練習をするという人は安い英語版を買うのがいいかもしれません。

同じくAngristとPischkeによるMastering 'Metrics: The Path from Cause to EffectもMostly Harmlessと同じく必読な気がします。
 

実証分析入門はざっくり言うとMostly Harmlessを簡潔にした感じです。Mostly Harmlessから数学的な説明を抜きにして、実証論文の例を省いた(ゼロではない)感じとも言えるでしょうか。上の2冊と比べると読みやすく、特にMostly Harmlessで分からないところを補完する役割としてこの本が最適な印象です。冒頭でも述べましたが、Mostly Harmless実証分析入門の2冊を抑えることができれば十分だと思います。

これが理解できたら十分:上級レベル

この辺は学部の上級クラス(院と同じ授業)で使っている大学もあるので書いておきます。
院進する方は時間がある限り読んだり演習問題を解くのが吉だと思います。院進しない人はよっぽど強い関心がない限り触れないことを勧めます(いやそんなことはない)。

この辺が定番でしょう。
この中でも圧倒的なページ数を誇るGreeneが定番としてあるようです。 Hayashiも丁寧な説明などで定評があります。 WooldridgeのCross Section and Panel Dataの2章か3章にある色々な収束の定理の証明・説明はなかなかなものだと思います。収束がよく分からなければこいつを読んでみると良いかもしれません。自分は大数の法則中心極限定理からの連続写像定理(continuous mapping theorem)、Slutskyの定理、Delta法なんかを参考にしてました。
ミクロ計量で定評があるのがCameron&Triverdiです。 Cameron&TriverdiのStata本は実証をやるecon族は度々お世話になる本です(Stata使うならば)。図書館で借りる程度で十分だと思いますが、私は買っちゃいました。

まあ色々書きましたが、私ががっつり使ったのはBruce Hansenのオンラインテキストです。 無料でダウンロードできて、Stata、R、Matlabのコードも載っています。授業のテキストがこれであったのもあり、該当の章を印刷して読み込んだりなんなりしてました。さらっと見るならiPadで読むのもいいかもですね。

このレベルになると根拠のある説明ができないんですが、Bruce HansenHayashiGreeneをやるのが良いのかなと。Greeneは辞書的扱いがいいのかなと思います。
 
ミクロ・マクロ経済学のテキストをまとめている記事はこちらです。 https://www.econ-stat-grad.com/entry/econ/micro/macro/bookswww.econ-stat-grad.com

朝起きれない無能大学院生でも知っている目覚めを良くする方法

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どうもこんにちは。
変なタイトルだと感じる人もいるかもしれませんが、朝が苦手な人間でもどうやれば早起きできるのか、目覚めをよくできるのかは知っております。
 
 
皆さんもいくつか自分なりの睡眠前の行動や習慣などを持っている人もいるかもしれません。
 
私も過去に色々調べ、自分なりの良い目覚めをする方法を確立しています。

しかし小声で言っておきたいのは、知っているだけでやっているとは言っておりません。ネットでのリサーチと自分の経験から良い目覚めをする方法はある程度わかっているのですが、どうしても深夜に研究室を出たり、夜遅くまでYouTubeを見たりすることもあるので。トホホ
 
以下が、私が良い目覚めをするための必要条件になります。皆さんにも当てはまるはずです。

  • 寝る前30分はスマホ・パソコンを見るな

  • 部屋の証明はオレンジの間接照明に切り替える

  • 食事は横になる1時間前までに済ませろ

  • どれだけ疲れていても必ず風呂に入ってから寝ろ

 
それぞれについて見ていきましょう。

寝る前30分はスマホ・パソコンを見るな

スマホやPCに限らず、テレビやiPadなどブルーライトを出すものは極力見ないようにしましょう。
寝る直前までブルーライトを見ていると、単純に目が痛くなりますよね。あと脳が興奮した状態が続いている気がします。
どうしても課題だったり連絡だったり、寝る前までそういったデバイスを使う必要がある場合は、ブルーライトカットの眼鏡を着用したり画面の明るさ自体を抑えましょう。これだけでもだいぶましになります。
あと、寝る前にtwitterを見たりYouTubeをダラダラ見ている俺と同じレベルの方、寝る前に見ても特にいい発見はありません。大人しく携帯を見ずに寝ましょう。

 

部屋の証明はオレンジの間接照明に切り替える

これはスマホを見ないのと同じくらい大切だと思っています。
部屋の電気はたいてい白色系のLEDが多いと思うのですが、寝るまであの電気をつけておくのは睡眠にはよくないです。スマホのそれとだいたい同じ理由から。
対策としては、もともとリモコンなり何かのスイッチで部屋の電気の明るさ、色を数段階で調節できるタイプであれば、過ごせる範囲で出来るだけ暗く、オレンジ系の色に変えましょう。これで本当にだいぶ違います。時間に関しては科学的根拠がある訳ではないですが、私は寝る2〜3時間前からオレンジの間接照明にしています。ていうか、研究室から帰ってからは白の部屋の電気は付けずに間接照明を使います。目標は12時に寝るんだったら、11時からはオレンジの電気・間接照明に切り替えたいです。
 
部屋の証明の色や明るさ調節が出来ない場合は間接照明を設置しましょう。私の部屋は大学の家賃4,700円のボロ&狭い部屋なのですが、それでも間接照明を置いてこれを実践しています。部屋がどれだけ狭かろうと、私の部屋より狭い部屋に住んでいる読者はいないと思うので実践を強く勧めます。
 
私が使っているのは、圧倒的良心価格神も驚く高評価を得ているこれです。

正直どれだけ部屋が狭くても、ベッド(or 机)と何かの隙間などに数センチの隙間が生まれると思うので、その間にそっとIKEAのフロアランプちゃんを置いてあげて下さい。
これでもそんなに場所を取るものではないと思うのですが、もう少しスタイリッシュなデザインを好むのであればこれなんかもいいと思います。

 

食事は横になる1時間前までに済ませろ

これは1時間前は最低ラインだと思ってください。どうしても夜食を食べたくなる気持ちを抑えるのも大変なので、「あ、これ寝る直前に空腹に襲われそうだ」と思ったら、その時点で寝るか何か少し食べるのもいいかもしれません。私はそうするようにしています。
特に、ストレスが溜まっていると夜中に唐揚など塩っ気のあるものや脂っこいものが食べたくなります。脂っこいものは要注意です。
あ、あとお酒もね。

 

どれだけ疲れていても必ず風呂に入ってから寝ろ

これはどの程度睡眠に影響するのかわかりませんが、私はいつも風呂入らずに寝ると疲れがあまり取れていない気持ちになるのと、朝起きた時に体が気持ち悪いです。汗をたくさんかく夏はもちろん、冬も足とか頭とかその他全身汗はかいているんですよね。髪にワックスなど整髪剤を付けている場合は頭・頭皮も猛烈に気持ち悪くなります。
どんなけ疲れていて面倒臭くても、頭と足だけは洗って寝るが吉でしょう。
 
 
 

その他にも、ハーブティーカモミールティーを飲むのを勧めている人もいて私もその真似をして飲んでいたりしました。
実際に寝る1~2時間前に飲むとよく寝れた気がするのですが、今は飲んでいません。単純に面倒くさいからw。深夜家に帰って風呂入って寝るのに『(電気ケトルだが)お湯沸かしてティーバッグを袋から出しマグカップにお湯を注ぐ』という行為が面倒くさいからです。
あと、効果があったと思っているのですが、もしかしたら当時は精神状態が良好であったからかもしれません。でもパッケージにもSleep Easyと書いているので、良質な睡眠をアシストしてくれるのでしょうか?
科学的な根拠については存じ上げませんが、それでもオーガニック ハーブティー自体は純粋に美味しかったので、オーガニック ハーブティー を飲んでいる自分を想像して気にいった人は飲んでみては。

MacBookとiPadでデュアルディスプレイ!iPadをMacのサブモニターにしたら便利すぎた話

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どうもこんにちは。きしっぺです。
 
数ヶ月前に、昨年から使っているiPad ProをMacBookのサブモニターとして使用し始めました。
当初からラグなどは全くなく、なかなか便利だな〜と思いながら使っていたものの、いくつかの理由と重なり最近不便を感じていました。
それが先日完全に解消し、かなり便利になりましたので、iPadMacを使っている方に紹介したいと思います。
 
 

私が使用している環境

私は現在大学院のM1(修士1年)で、主に大学院の研究室と自宅でiPadをサブモニターとして使用しています。論文やその他PDFをiPad(サブモニター)で開きながら、MacBookの画面で論文や資料を作成したり、RやStataを使ったりしています。
 

使用のために購入したもの

Apple TVがあれば(確か)ワイヤレスで繋げれるのですが、あれは高いですし、家と研究室の往復の度に持ち歩くのも面倒だと思います。
 
 
1. Yam Display
私が2つのデバイスを接続するのに使用しているのはYam Displayです。このアプリを使っているMaciPadでダウンロードします。Macではこちらから無料でダウンロード出来ます。Yam Display無料版もありますが、私はYam Display有料版を960円で購入しました。
 
 
2. USB C, USB3.0 ハブ Novoo ドッキングステーション

USB C ハブ USB3.0 TypeC ドッキングステーション
 
私はMacBookを使用しており、USBポートが1つしかないんですよね。これが無くても使用出来ますが、Macを充電しながら使いたいのでこちらを購入しました。充電を気にしながら使いたくなかったのと、安いのと、商品のレビューが高いのが決めてになりました。実際に、USB3.0のポートが2つあるので、iPadを繋ぎながら使えて、CポートでMacを充電でき便利です。HDMIポートもあるので、家のモニターやテレビにも繋ぐことが出来ます。MacBook Proを使っている方は必要ないかもしれません。
 
 
3. AnkerのiPadスタンド

Anker スマホ&タブレット用スタンド 角度調整可能 (*画像が表示されませんがアクセス出来ます) これがiPadデュアルディスプレイを楽しむ上で超快適にしてくれたものです(笑)。スタンドならほとんどの人が使っているiPadケースで立てたらいいんじゃないの?と思うかもしれないが、私はケース外してしまったんですよね。Penで書き込みしにくいし、何より重いので手で持って使用するのに不便だからです。
 
このアンカーのスタンドは超軽くてコンパクトでありながら、iPadをどんな角度でも立てることができる優秀なやつです。どのiPadケースも、立てる時の角度調節は出来ませんよね。我々がノートパソコンの画面の角度を気にするのと同じで、モニターの角度は超大切です。
 
正直、iPadをサブモニターとして使わなくても、これはかなり便利です。ご飯食べながらiPadを観るとき(普通は見ない?!)などにも活躍してくれているため買って良かったです。安いし。
 
 

まとめ

ここまで書くともう疲れ切っているので、まとめを考えるのがいつも面倒臭くなるんですよね(関係ない)。
色々環境を便利にするのが好きな人間なので、これはかなり便利なので紹介したくて書きました。MacユーザーでiPadを使用している人、もしくは購入を検討している人がいましたら、是非セブモニターとしての使用、デュアルディスプレイも考えてみてはどうでしょう?

私が最近日経の土曜の読書のコーナーで見つけた本のリンクを載せておきます。かなり読みたいと思っているので、どなたか私に買ってください。

開発経済学の一般書・入門書・日本語テキストをまとめてみた

学部生の方や社会人の方で、発展途上国の社会問題や国際協力に関心があり、
開発経済学を勉強してみたい、応用経済学や応用計量経済学をフィールドの事例などを読んで学びたい」
と考えている人はある程度いると思います。

 
そういった人向けに、私が読んだことのある日本語の一般書とテキストのリストを作ってみましたので、 これから学んでいく!と考えているかたは参考にしてみて下さい。

 
個人的なオススメ順に載せて行きます。
最新の情報がよくまとめられている、重要な概念が広く浅くカバーされている、面白い、などが基準です。

 

一般書

貧困削減のアプローチには賛否両論ありますが、その辺に関する私の考えは無しで書いてます。
ていうか、その議論についてはふんわりとした意見しか持っていませんが。

 

定番の中の定番書。読んだことがない方は抑えておきましょう。開発経済学に関心がない方も教養として読んでもらいたい一冊です。バナジー・デュフロのMITコンビによる一冊。

 

先の貧乏人の経済学の続編的立ち位置です(これはデュフロ)。新しい実証研究の紹介などわかりやすく書かれています。これも開発経済学を知りたければ読んでおきたい本だと思います。

 

ジェフリー・サックス教授による先の貧乏人の経済学とは少し違う位置にある感じです。先の貧乏人の経済学の次くらに読んで見るといいのかな、と思います。私はこの本を先輩からもらった英語版で読みました、という遠回しの自慢をここでさせてもらいます。

 

そんなに有名でないかもしれませんが、途上国(アフリカ)の環境経済学などに関心がある方も楽しめるかと思います。資源配分など、経済学が昔から関心のある議論などなど。私は生協で見つけて、表紙とタイトルに惹かれて(Amazonで)購入しました。

 
同じくポール・コリアー教授から。こちらはかなり有名な本だと思います。本屋で見かけることもしばしば。おそらくMDGsの頃から(詳しくは知りません)最底辺の10億人という言葉が言われてきているかと。

 
選挙、ガバナンスといったことに関心のある方は是非。

 
 

テキスト

昨年(2017年)の春に改訂版として出版されたテキストです。学部の開発経済学などでも参考文献としてあげられることがあると思います。一橋の黒崎先生とロチェスターPhDの山形先生が書かれた本です。日本を代表する開発経済学者が書いた本、と考えれば読んでおこうと思うはず。

 

結構定番です。広くカバーされています。ページ数も少ないです。

 

本当に私は入門から入りたい!という人向けです。もしくは以下に載せている有斐閣の水色シリーズ「ストーリーで学ぶ開発経済学」でもいいと思います。

 

戸堂先生の開発経済学入門 と比べ、こちらの方がさらに初学者よりであると思います。高校生にもわかるように書かれている感じです。事例が多く、あまり本やテキストを読まない人にはいいかもしれません。

 

戸堂先生の開発経済学入門ストーリーで学ぶ開発経済学と同じく入門の入門です。が、これらと比べると物足りなさを感じる部分があります。入門レベルの方にはレベル的には大丈夫ですが、かゆいところが残る印象です。しかし、先の2冊とは異なる内容もあるのも事実。色んなことを知りたい!と思っている方は読まれたらいいかな、くらいです(そういうかたは上級レベルに行けばいいのですが)。

 

読みましたが、時系列的に1番昔に読んだので内容全然覚えていないです。タイトルの通り、開発ミクロです。というより(昔に生きてたわけではありませんが)、近年の開発経済学は実証などのミクロが主流ですよね。フィールド実験とかも活発になってきていますよね。他の開発経済学のテキストは成長論などのトピックにも触れていますが、「ミクロだーーーー」て方はどうぞ。

 
 

結論

開発経済学においては、一般書とテキストの差はそんなに大きくないと思います。これらのテキストでも数式などはほとんど出てきません。さらに発展した内容に触れたい方は、英語のテキストや論文を読んでいくことだと思います。

 
皆さんのオススメの本があれば教えて下さい。

統計学(モデリング)・データサイエンス系の一般本

春休みに読んでいた本で、まだ読み終わっていない本...

半分くらいまでしか読めていないのですが、結構面白いのでシェアします。

今の状況だとなかなか読み終われそうにありませんがww

数学者の方が書かれた本なのですが、結構面白いです。

副題にある通り、「予測する科学」の歴史と可能性についてです。
天気やその他の事について古来から予測が行われてきましたが、それは星占いだったり、現代の予測の行い方とは異なったものです。こんな浅い話ではなく、本書では少し難しい内容ですが歴史的な側面を導入として現代の科学的予測について切り込んで行っている本です。

面白いので、経済学、統計学、数学、確率論、データサイエンス、機械学習(?)などに関心がある方は時間があれば是非読んでみて下さい( ^ω^ )

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